すぐに熱ダレしませんか?

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真夏の渋滞の熱ダレ

エンジンオイルの働きには潤滑だけではありません。
エンジンの冷却というものがあります。
その冷却はエンジンオイルの性質で大きく異なります。


特に化学合成オイルなどは、一定以上の温度を超えると、温度が下がらなくなってしまいます。
これはエンジンにとって大変危険なことです。
人間で言えば高熱を出しているのに、マラソンしているのと同じです

高い冷却能力を持つエンジンオイルとそうでないエンジンオイルが存在します。
ライズオイルは大変冷却効率が高いので、ある化学合成油と比較すると、最大10℃もの油温低減が可能です。

この冷却性能は空冷エンジンにとってとても有効です。

エンジン冷却に有利な鉱物オイル

鉱物オイルは化学合成オイルに比べて劣ると思っている方も多いようです。
それは完全な間違い。

あなたが思っていることは耐熱性で鉱物オイルは劣ると思っているはず。
設計の仕方によっては、化学合成オイルを超える事は可能なのです。

化学合成油だから、鉱物油だからとエンジンオイルの設計はそんな単純ではありません。 

鉱物オイルのライズオイルが化学合成オイルの耐熱性を超えた証拠

このテストはISOTテストと言います。
165.5℃、24時間加熱後の劣化状態を比較したものです。
スタートRIZOIL 16.84に対し化学合成油。19.34の粘度指数を持っています。
24時間後、RIZOIL16.43に対し15.47と大きくダウンしているのがわかります。

一方RIZOILの粘度指数はほぼ変化無しで安定しているのがわかります。つまり高温下では耐えられないことを意味します。

画像は20,000kmエンジンオイルの無交換テストを行った時のもの。
普通のエンジンオイルよりも黒くなっていないのがわかりますよね。

RIZOILの欠点として、黒くなりにくいために、オイル交換時期がつかみにくい、オイル交換は走り方・環境・エンジンの状態により異なります。
(テスト車両:2016年式/ホンダ/オデッセイハイブリッド/新車で購入した車両)

粘度選びは大変重要な事は粘度特性と冷却能力

粘度と粘度特性に似てますよね。
粘度とは粘りの事。粘度特性とは平たく言うと、粘り具合の事。

熱ダレってどうして起きるのでしょうか?原因にはいくつかありますが、ひとつの原因は、粘度低下。エンジンオイルの粘度が低下することにあります。

粘度低下ってなに?

それは10W-40のものが10W-30などに落ちる事。
粘度ってとても大事なんですよ。では粘度低下を起こさせないためにはどうすればいいのでしょうか?

粘度低下の原因

粘度低下って10W-40だったものが10W-30などに落ちる事をいいます。落ちる原因には

1:熱

エンジンの熱が加わることで、ドロドロだったオイルがサラサラになってしまうこと。

これにより摩擦抵抗も変化していきます。

2:配合されている添加剤の劣化

熱とせん断により、配合されている添加剤が劣化することで、ドロドロだったオイルがサラサラに変化します。だから摩擦抵抗などにも変化が現れます。

3:冷却不足(油温の高すぎ)

エンジンオイルはエンジンの潤滑をするだけでなく、冷却もしています。
エンジンのヘッド周りをエンジンオイルが循環することで、エンジンヘッドの熱を奪い、冷却します。
冷却で何が起きるかと言うと、燃焼室の温度が下がります。

燃焼室の温度が下がると、密度の高い空気を吸い込むことが可能となり、燃焼効率が向上し、パワーが出てきます。

ターボ車でインタークーラーが付いているのは、吸気温度を下げて、密度の高い空気を取り入れることでノッキングを防ぎ、パワーをだすためです。これと同じ効果が冷却効率の高いエンジンオイルのはあるのです。

粘度低下をしにくいエンジンオイル

粘度低下を起こす原因には添加剤と言いました。
その添加剤の名前は”ポリマー”
ポリマーとは料理で言えば、片栗粉の様な存在です。

粘度のない水のようなベースオイルにポリマーを加えることで、強制的に粘度を作り引張り上げます。
片栗粉も料理にトロミをつける食材として使われていますよね。

このポリマーと呼ばれる添加剤は熱に弱く、せん断に弱いという特徴を持ちます。
つまり油温が上昇すればするほど、ポリマーは劣化しやすく、走れば走るほど、せん断といって分子が切れてしまい、劣化するのです。

それならばポリマーは悪い奴?いえそうではありません。
流動性の高いベースオイルを使った方が、レースなどではとても有利です。
私がレース専用を作るならば、ポリマーを使う事でしょう。

ただ私たちはレースをするわけではありません。ポリマーを使わない方が、エンジンオイルは長持ちするようになります。

ノンポリマーと言われるエンジンオイルがそれに当たります。

冷却効率の高いエンジンオイル

私が知る限りポリマーを使わない方が冷却効率が大変高いようにおもいます。
冷却効率はエンジンにとって大変重要です。
レース経験者であればお解りだと思いますが、合成オイルを使った場合、油温がある一定以上になると、オイルクーラーを使っても油温が下がらないとう現象が出ます。

これではエンジンヘッドの周りも冷却出来ませんから、パワーが落ちていきますね。
これらを熱ダレといいます

結論:熱ダレの原因は

結論熱ダレの原因は、エンジンオイルに配合されるポリマー。
ポリマーが熱ダレの多くの原因であるならば、ポリマーを含んでいないエンジンオイルを選ぶとよい。

RIZOIL GT-RS シリーズはポリマーを使用せずに粘度を作り上げています

熱ダレしにくく 冷却効率の高いエンジンオイルはRIZOIL GT-RS

こんなエンジンに向いている

油温でお悩みのエンジン・渋滞にはまると油温が気になる・空冷エンジン・ターボエンジン・ロータリーエンジンには最適な粘度特性と冷却能力を持ちます。

熱ダレ嫌!オイルの耐久性が欲しい!レスポンスも欲しい!…そんな要求にお応えいたします。